スペイン

【スペイン】スペイン語学習に購入したおすすめの教材・参考書まとめ

こんにちは、yuです。

わたしは以前から南米旅行やスペインでの生活に興味がありました。スペインはもちろん南米でもスペイン語が公用語なので、それらをより充実したものにするためには、スペイン語の学習が必要だと考え、時間がある時に少しずつ勉強しています。

今回はどのような教材・参考書を使用しているのかを紹介したいと思います。

教材・参考書一覧

ニューエクスプレス スペイン語

ニューエクスプレスはスペイン語だけでなく、様々な言語のものが出版されており、広く認識されている語学教材のシリーズです。

京大だけでなく、現在の大学の生協でも販売されているのを見かけたので、全国の大学生協で販売されているのではないでしょうか。わたしも初めて見かけたのは大学生協でした。シリーズ化されているだけあって、下記のようにしっかりとした構成が組まれています。

・〇〇語ってどんなことば?

・文字と発音

・本文

・練習問題

・単語力アップ・表現力アップ

・単語リスト

このシリーズは初級文法の教材です。

外国語を学ぶ時には文字の読み方や慣れない発音に苦労します。その点に配慮して、ニューエクスプレスシリーズではまず文字の読み方や発音のコツが開設されており、新しい言語の入門にはちょうど良いです。

本文は全部で20課で構成されており、それなりのボリュームがあります。見開きで完結されていますが、会話や単語がきれいにレイアウトされており、中学校で学んだ英語の教科書のようになっています。本文のあとには文法説明があるので、文章・文法どちらも学べるシリーズとなっています。音源も付いていますので、しっかり音読して感覚でも学習できるようになっています。

NHKラジオ まいにちスペイン語

最初にどの教材を使って勉強すれば良いのか多くの方は迷うと思います。もちろんわたしもそうでした。また、なんとなく買ってしまった教材はだいたい本棚の飾りになっていまいます。そこでおすすめなのが、言わずと知れたNHKラジオ講座のスペイン語編です。

NHKラジオ講座について

スペイン語編だけでなく他の言語でも4月~9月、10月~3月の6か月ごとに講座内容が分かれています。月~水曜日では入門編が放送され、木・金曜日では中級編が放送されており、入門編・中級編ともに1冊のテキストに収録されています。

朝に1度放送され、昼以降でその日の再放送・同じ曜日の1週間前の放送分が再放送されます。毎朝聴くのを習慣にしておけば、早起きして朝の時間を有意義に使えるのでその点でもおすすめです。

テキストの内容

入門編はスペイン語を初めて学習する人向けになっており、こちらも簡単なあいさつや発音などから始まります。1回の放送で1つのフレーズを覚えたり、学習目標が明確なので毎日こなしていれば自然とスペイン語の力が伸びていきます。後半になるとそれなりに文章量も増え、なかなかに歯ごたえのある良質な内容になってくるので、入門編といえどもやりごたえがあります。

ちなみにわたしが購入した2018年4月~9月の講座では、会話文でストーリーが進んでいく形式だったので、楽しく学習することができました。また2018年10月~2019年3月の講座では会話文もありましたが、ストーリー性はなく、活用の学習にフォーカスした構成となっていました。前半でスペイン語の会話を学び、後半で文法をきっちり勉強できる流れになっていたので1年通して聴き続ければそれなりの実力が付く構成になっていました。

アシスタント

放送は日本人の司会とネイティブのアシスタントで進められます。わたしが聴いていた講座の日本人の司会は福嶌教隆さんですが、この方はニューエクスプレス スペイン語の著者でもあります。このようにスペイン語学習では著名な方が日本人の司会を担当していることもあって、非常に解説がわかりやすいのもおすすめにできるポイントのひとつです。ネイティブの方の出身の文化なども放送に盛り込まれ、なかなか面白いです。

とりあえずの1冊にお手頃

語学書は意外と値が張りますが、NHKラジオ講座は1冊だけだと450円(税抜き)です。4月または10月に買って試してみて、続けることができていれば翌月も買ってみるといったように、無理そうならすぐにやめても金銭的ダメージも小さいのも良い点かと思います。

やさしいスペイン語文法

こちらはタイトル通りのやさしいスペイン語文法を学ぶ教材です。長文も収録されていないため、完全に文法学習用となっています。

第1課~第35課で構成されており、それぞれの課の内容は下記のようになっています。

第1課:名詞と冠詞の巻/第2課:主格人称代名詞とser, estar

第3課:形容詞の巻/第4課:語順の話・平叙文、疑問文、否定文

第5課:-ar動詞の規則活用の巻/第6課:-er動詞、-ir動詞の規則活用の巻

第7課:所有形容詞・所有代名詞/第8課:指示形容詞・指示代名詞

第9課:直接目的語と間接目的語/第10課:前置詞

第11課:過去分詞の巻/第12課:現在完了形

第13課:不規則動詞のtener/第14課:語根母音変化動詞の巻

第15課:poderとquerer/第16課:副詞

第17課:疑問詞・疑問文・感嘆文/第18課:関係詞

第19課:不規則の親分irの巻/第20課:1人称だけ変なヤツの巻

第21課:不定語と否定語/第22課:無人称表現は無責任表現?

第23課:向き違いの動詞/第24課:自分の行為が自分に帰る再帰動詞

第25課:比較の表現/第26課:点過去・規則活用の巻

第27課:点過去・不規則活用の巻/第28課:線過去の巻

第29課:過去完了形/第30課:未来形があるからね

第31課:可能法(過去未来形)/第32課:動詞の命令モード

第33課:接続法・現在形の巻/第34課:接続法・過去形の巻

第35課:条件分のいろいろ

これだけあれば、文法の入門としては十分に感じるはずです。入門書として定評がある通り、非常にわかりやすい説明がなされており、スムーズに文法を学ぶことができます。

本書がスムーズに文法を学ぶことができるポイントはいくつかあります。

最初は例文にカタカナ表記がされている

これって単純なことですが、非常に大切だと思います。英語以外の外国語は日常生活で接する機会少なく、正しい発音がわからないのは当たり前です。したがって、例文などがあってもどう発音したら良いのかわからず、都度異なる読み方をしてしまい、学習効率が下がってしまう恐れがあります。本書ではスペイン語に慣れていない最初の方では、例文にカタカナそのような心配がありません。

豊富な例文

本書は文法を学ぶ際に、豊富な例文を用いて学習する構成になっています。これのメリットとしては、文法を学ぶついでに単語も学ぶことができることです。たくさんの例文で何度も用いられ、目にすることで自然と単語を覚えることができます。

見やすいレイアウト

本書は文法書に有り勝ちな堅苦しさがまったくなく、非常に見やすいレイアウトになっています。これは吹き出しでちょっとしたポイントを説明、黒赤の二色刷りで重要な部分を明確化、余分なものがないすっきりとしたレイアウトによるものです。

耳が喜ぶスペイン語

文法などを少し学んだあとにリスニング力やスピーキング力を強化するためにおすすめなのがこちらの「耳が喜ぶスペイン語」。

スペイン語での長文がレベル別でSTEP1~3に別けられ、合計100もの長文が収録されています。各レベルは下記のような内容です。

STEP1:DELE A1レベル

80語前後の日常生活やスペインの習慣についての文章。

STEP2:DELE A2~B1レベル

150語前後の文章。スペインの文化や社会に関する話題が多数。

STEP3:DELE B2~C1レベル

300語前後の文章。スペインの社会問題やメキシコの祭り、言語など幅広いテーマ。

本書はレイアウト自体は長文・和訳・一部単語がのみが収録されている簡素なものですが、圧倒的な文章量が魅力です。英語を学習するときにたくさんの長文を読んで英語に慣れたと思いますが、本書ではそれをスペイン語で行うことができます。

また付属CDの音声は、ネイティブの自然なスピードに慣れるように、一般的な教科書に比べるとかなり速いスピードで収録されています。この点がリスニング教材として人気を得ているポイントといえるでしょう。

「スペイン語ネイティブの方のスペイン語を聞き取れない!」、「もっとリスニング力を鍛えたい!」、「スペイン語を速読できるようになりたい!」といった方におすすめです。

まとめ

実際に買って使ってみたスペイン語学習のおすすめ教材・参考書についてまとめてみました。

語学の教材は様々なものがあり、それぞれについていろんなレビューがなされています。おすすめと言われているものを実際に書店で見て、自分に合いそうなのを選ぶのも良いかと思います。その際にはぜひ参考にしてみてください!

 


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