スペイン

【スペイン】古都トレドのエルグレコ美術館でエルグレコの作品を楽しもう!

こんにちは、yuです。

古都トレドはその変わらない景色で有名な街ですが、巨匠エルグレコはそのトレドで後生を過ごしました。そのため、トレドにはエルグレコの作品や生活の様子を展示しているエルグレコ美術館があります。今回はそのエルグレコ美術館へ行ってきたので、記事にします!

エルグレコ美術館について

トレドのエルグレコ美術館の場所や行き方、営業情報についてまとめます!

エルグレコ美術館の場所・行き方

エルグレコ美術館はユダヤ人街にあります。近くのレジェス・カトリコス通りを通れば、アップダウンなく、サン・フアン・デ・ロス・レージェス修道院にも行くことができます。そのため、これらの観光地と合わせて巡れば効率よく観光することができます。

エルグレコ美術館の営業情報

エルグレコ美術館

料金:3ユーロ

営業日:火曜日~土曜日(3~11月:9時半~19時半/11~2月:~18時)/日曜日(10時~15時)

休館日:月曜日

美術館はそれなりに入場料を取られる施設が多いですが、こちらのエルグレコ美術館は入場料が3ユーロと非常にお手頃になっています。

いざエルグレコ美術館へ入場!

エントランス

こちらがエルグレコ美術館のエントランス。意外とこじんまりとしたエントランスです。

medieval cellar(中世の地下室)

入場してまず最初のゾーンがこちらの中世の地下室。外は暑かったですが、地下室に入ると日差しが遮られて非常に涼しかったです。

神秘的な中世の地下室はサミュエルレヴィによりトレドのユダヤ人街に建てられた宮殿が保存されたものです。保存状態良く残っているので、当時の地下室がどのようなものであったのかを知ることができました!

patio of the house

続いてのゾーンはこちらの扉を入ったところにあるパティオ。パティオとは中庭のことを指します。16世紀のスタイルの壮大な石膏とルネッサンスの陶器で飾られた伝統的なパティオがある家です。

涼しげな感じのパティオで、東南アジアで見かけた華僑の家に似た雰囲気を感じます。日陰に入ると涼しく、思わずゆっくりしたくなります。

パティオから入った部屋の一つにはエルグレコに関する動画が上映されていました。ただ誰もおらず閑散としていたので、あまり観られていないのかもしれません。

kitchen(キッチン)

パティオに面した一室には当時のキッチンの様子が保存されていました。またキッチンとともにアルフォンソⅩⅢ世のような高貴な訪問者を迎え入れた部屋が配置されています。

二階へ

1階の見学が終わり、2階へ周ります。2階のパティオに面したいくつかの部屋は改装中のためか、残念なことに見学できないようになっていました。

見学ルートを進むと絵画に関する説明が流されているモニターが配置されていました。

昔の生活用品?のようなものも展示されていました。

ギャラリー

上記のような展示を終えて、ようやくエルグレコの絵画のギャラリーがありました!

Apostle series(十二使徒の連作)

エルグレコがキリストと使徒たちが別々の像として現れるいくつかのシリーズとして描いたのが十二使徒の連作。使徒一人ひとりの個性が伝わってくる圧巻の作品です。

View and plan of Toledo

こちらはエルグレコによるトレドの風景画。有名な作品らしくパンフレットにも記載されていました。

Portrait of Antonio de Covarrubias

この肖像画のモデルになっているAntonio de Covarrubiasはエルグレコの親友でした。

デッサン

ギャラリーの奥には美術館内の絵画のデッサンと思われるものが展示されていました。

The Tears of Saint Peter

受難の間にキリストを否定したペテロが神の許しを懇願している絵画。

名前がわからなかった絵画…

他の展示されている絵画よりも少しサイズが小さかったこちらの絵画。おそらく有名な作品です。

Upper garden

2階から1階へ降り、ショップを通り抜けるとUpper gardenにたどり着きます。こちらではいくつもの種類の花々が咲いており、綺麗に手入れされていました。この日はこどもたちの写生大会が行われており、多くの家族連れが庭園内で写生にいそしんでいました。

Chapel

先にUpper gardenについて紹介しましたが、2階から1階へ降りてすぐのところにチャペルがあります。こじんまりとしたチャペルですが、外から見た限りでは建屋内にチャペルがあるようには見えなかったので意外でした。

天井には美しい幾何学模様が描かれていました。大聖堂にあるような美しい天井がこんなに小さなチャペルにもあることは驚きです。

入り口には3つの絵画が飾られており、美術館の職員さんも配置されていました。

まとめ

トレドの市街は丘の上にあるため、観光していると歩き疲れてしまいます。そんな時にほっと一息つくことができるような美術館でした。

古都トレドを訪れた際にはぜひ足を運んでみてください!

 


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