こんにちは、yuです。
現役で京大物理工学科に進学し、現在国立医学部に通っている私ですが、出身高校は有名進学校ではなく無名校でした。
10年ほど前に私が卒業した時、国公立に進学したのは十数人いましたが、再受験時には一桁でした。
旧帝大のような難関校に進学する学生もほぼおらず、京大へも私が進学して以降合格者は0です。
そのような環境でも京大へ進学できたのは近所の個人塾のおかげでした。
その個人塾の方針に沿っていると特に苦労することなく勉強を進めることができたのです。
そこで今回は高2の時にどんな勉強をしていたのかを簡単に紹介したいと思います。
数学
1年生の3学期から始めた4stepⅢ+C、スタンダード数学演習ⅠAⅡBを並行して解き進めていました。
いつ頃かは忘れてしまいましたが、ほぼ同時に終わらせてるように進度を調整しながら進めました。
これらの問題集が終わったあとはスタンダード数学演習ⅠAⅡBの2回目とオリジナル・スタンダード数学演習Ⅲ・C受験編を並行して使いました。
進度については12月ごろに極座標の問題を解いていたのを覚えています。それからひたすら解いて3学期のうちに両方とも終わらせました。
ちなみに京大の友人に聞いたところではスタンダード数学演習ⅠAⅡB、オリジナル・スタンダード数学演習Ⅲ・C受験編は進学校でも使われているようでしたので、進学校と同じような勉強をしていたことになります。
またこれらの問題集は難易度が高い割に解答が充実していません。したがって高い難易度の問題でも気軽に質問できるレベルの人が周囲にいないと取り組むのは難しいと思います。
高2のうちにこれらの問題集を解き終わっていたので、高2終了の時点で数学に関してはすでに並みの受験生レベルぐらいはあったのではないかと思います。
英語
文法はリードⅡを2回ほど解きなおして、そのあとに英文法・語法のトレーニングをコツコツやっていました。英文法・語法のトレーニングについてはサラッと1周解いただけなので、そこまで内容を詳しく学習できていません。
単語は速読英単語必修編に取り組んだ後、速読英単語上級編を使いました。
上級編になると単語や構文が難しく、1周するのにかなり時間がかかりました。それでも時間がかかった分、得るものも多く、単語の類推などは自然と身についていきました。
学校などで暇さえあれば速単を読んでいたので、これらによって速読力も磨かれました。
12月ごろから英文解釈教室に取り組みました。速単とならんで受験時に使った英語の愛読書がこちらになります。
構文把握を基礎から徹底的に磨き上げることができる参考書でした。ネットでは様々なレビューが書かれており、賛否あるようですが、わたしはこの参考書を使って間違いなくよかったです。
当時は京大の英語の形式を知りませんでしたが、結果的に英文解釈教室に取り組んでいたことが功を奏して、京大の下線部和訳にも自然と対応できました。
いま自分がこの時期を振り返って改善する点があるとすれば、単語を覚えることです。
速単や英文解釈教室に取り組んだおかげで、英単語がわからなくてもある程度文章は読めました。
しかし、そのせいかターゲットなどで単語の正確な意味を覚えることを怠ってしまったのです。
難単語であれば類推は必要となってきますが、どの受験生も知っているような基本単語は類推するものではなく、知っておくべき単語だと理解できていなかったのです。
このことは反省して再受験時には単語をしっかり覚えました。
国語
おそらく現代文や古典は塾でマーク式の問題集を解いていました。
おそらく、というのもこれといってやったことを覚えている勉強がほとんどありません。もしかしたら古典の文法やゴロゴは使っていたかもしれませんが、基本的に何かを頑張った、というものはありません。
漢文についても高3になってから勉強し始めました。勉強していなかったせいか、国語は苦手科目でした。
化学
高2の段階でも、化学はそれほど先取りしていなかったと思います。
問題集もセミナー化学をやっているだけか、もしくは2、3月ごろに標準問題精講をやっていたかもしれません。(記憶が曖昧で、標準問題精講は高3からやり始めたかもしれません)
高2の時の勉強でやっておいて良かったと思うのは、寝る前に化学精説の有機化学の分野を読み込んでおいたことです。
毎日寝る前にその週に塾でやった範囲を読み込んどいたおかげで、工業的製法や性質などをしっかり暗記することができていました。
この時期にしっかり覚えていた内容は再受験時にもすぐに思い出すことができたほどです。有機化学は必要事項をしっかり覚えて、構造決定の問題に慣れれば高得点を狙えると聞いていたので、頑張って覚えました。
物理
高2から勉強を始めたのがこの科目です。
たぶん原子以外の分野を2年生のうちにだいたい終わらせた気がします。
あまり進度が速くなかったので、もしかしたら力学・波動・電磁気ぐらいしか終わらせてなかったかもしれません。
いまでこそ物理は得意だったと思いますが、運動方程式や電位や電場などの概念は最初のうちはまったく理解できていませんでした。
それでも得意になったのは学校で配布されたセミナー物理で基本的な問題を繰り返し解いたからです。
セミナー物理は各章で基本問題と発展問題があり、基礎から応用までしっかり学ぶことができます。
学校でも塾でも使っていたので、そのことも繰り返し解くきっかけになったと思います。
物理は考え方を理解できれば、覚えることも少なく、高得点を狙える科目です。
なので、今の時期にセンターレベルで点の取れていない受験生はマーク式問題集を一度離れて、学校配布レベルの問題集に今一度取り組んでみるとよいと思います。
数学に時間を割いていたこともあり、高2のうちはセミナー物理をやったぐらいで他の問題集にはまだ手を出していなかったと思います。(もしかしたら標準問題精講をやっていたかもしれません。。。)
模試
当時そこまで勉強していたわけではなかったので、高2のころの模試は高1の頃よりも成績は下降気味でした。
冬の全統高2模試では数学・物理・化学の偏差値は70あった気がしますが、マークの方はそんなに良くありませんでした。
まとめ
学校や塾でほかのことも多少やっていたとは思いますが、自分がしたと思える勉強はこれらのことです。
当時は基本的にあまり勉強に熱心ではなかったので、そこまで勉強量は多くありませんでした。
それでも受験であまり苦労しなかったのは高2のうちに数学をある程度のレベルまで終わらせることができていたからだと思います。
また何か思い出し次第追記、修正をしていきます。