こんにちは、yuです。
へレス・デ・ラ・フロンテーラはセビージャと同じアンダルシア地方にある小さな街です。セビージャからは列車で1時間もかからない場所に位置しているのと、空港もあることからそれなりにアクセスは良い街です。この街はシェリー酒の産地として有名で、サンルーカル・デ・バラメーダおよびエル・プエルト・デ・サンタ・マリアとともに、シェリートライアングルの一角を担っています。今回そんなヘレス・デ・ラ・フロンテーラでワインの醸造所であるボデガのひとつ、「Gonzales Byass」で見学ツアーに参加してきました。
この記事の目次
Tio Pepeで有名なGonzales Byassのボデガへ!
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラには「Bodegas Tradicion」や「Gonzales Byass」、「Sandeman」など、たくさんのボデガがあります。今回はカテドラルの横にある、Tio Pepeで有名な「Gonzales Byass」のボデガの見学ツアーに行くことにしました。このボデガを選んだのは単純に日曜日にも見学ツアーを開催していたからです!意外と日曜日には見学ツアーが少なく、基本的に平日に開催されているみたいです。
Tio PepeのアイコンとともにGonzales Byassの入り口の場所が示されています。Gonzales Byassはかなり広大な敷地であるため、見学者が入り口が分からず道に迷わないようにこのような工夫がなされていました。
チケット購入!そしてツアーへ!
示された矢印の通りに壁沿いに歩いて行けば入り口を見つけることができます。日曜日は12時、13時、14時からのみツアーが開催されます。11時45分ごろに入り口に着きましたが、それなりの行列が!チケット売り場には窓口が一つしかなく、ゆっくりとしか列が進まないので12時のツアーに間に合うか心配しましたが、なんとか間に合いました。
ツアーには次の4つの種類がありました。見学内容は同じですが、最後の試飲の時に提供されるものが異なってきます。わたしは一番安い16ユーロのツアーを選択しました。
・シェリー酒2種類付き:16ユーロ
・シェリー酒2種類付き+アンダルシアタパス:19ユーロ
・シェリー酒4種類付き:19ユーロ
・シェリー酒4種類付き+アンダルシアタパス:22ユーロ
見学ツアーまではこちらの待合室で待つことになります。十分な広さのフロアで、壁にはこれまでに訪れた有名人であろう方々の写真が展示されていました。ツアー開始の時間になれば、それぞれの言語ごとに集合があり、いよいよツアー開始です。
いよいよ見学ツアー開始!
ドイツ語でのツアー組は列車に乗って出発していきましたが、英語組は徒歩での出発でした。
歩いてすぐのところのこちらの建屋に到着。なんの建屋かと思えば、なんとこちらがボデガでした!外から見ただけではそこまで大きくなさそうな平屋でとても意外でした。
しかし、いざ入ってみる半端ない数の樽が!また圧巻の見た目とともに感じたのはシェリー酒の甘い香り!これまでワイナリーなどをたくさん見学してきましたが、ここほど香りは無かったと思います。
ボデガ内に入るとそのまま突き当りまで誘導され、Gonzales Byassの歴史や商品などを紹介するビデオが上映されました。
ビデオ上映後にはボデガの空調についてガイドの方から説明。室温や湿度に関して説明していたのは理解できましたが、詳しくは理解することができませんでした。。。うーん残念。ガイドの方はかなり英語が堪能なようで、ほかのツアー参加者たちの質問にも流暢に答えていました。
列車型のバスに乗って移動!
ボデガから出てくると外では列車型のバスが待ち受けていました!次の建屋までこちらのバスで移動します。
急な下り坂やカーブも難なく走っていきます。バスはかなりゆっくりな速度でしたが、道路が石畳なので、振動がすごかったです。
敷地内にはシェリー酒用のブドウ畑も。この日はアンダルシアらしく良い天気でブドウの木の緑が映えます。
ブランデー貯蔵庫も!
こちらはブランデーの貯蔵庫。Gonzales Byassではブランデーも作っているようです。
ブランデーの色によってアルコール度数が異なるそうです。テーブルにあるのは試飲用ではなく、単純に説明用のグラスです。
敷地内には様々な建屋が!
そして次の建屋へ。
大きな宴会場のような空間が広がっていました。うーん、ここでも何で使われているのかを聞き取れなかったのが残念。。。
こちらにもTio Pepe。どこかの通りのような風景。Gonzales Byassの敷地内の見学ですが、街の観光ツアーのような気分です。
絵になる景色が多く、ほかのツアー参加者もたくさん写真を撮っていました。
最後にはこれまでに訪れた有名な方々のサインが入った樽が飾られています。
なんと日本の徳仁天皇も訪れていました。
これだけたくさんの有名な方々が訪れているのを見ると、Gonzales Byassが積み上げてきた歴史を感じることができます。
広々とした空間。特に説明もなく素通り。敷地が広大なため、持て余しているようでした。
ツアーもここでひと段落。こちらはお土産屋さんですが、先にシェリー酒の試飲会場に向かいます。
そしていよいよお楽しみのシェリー酒試飲!
約80分ほどのツアーも終わり、いよいよお楽しみのシェリー酒試飲の時間です。
一番安いツアーにはTio PepeとCroftが提供されました。辛口のTio Pepeに対して甘口のCroft。そこそこ歩き、外も暑かったので体にしみるおいしさでした。2杯だけでも十分満足できます。一緒に同席したカナダ人夫婦も満足そうにされていました。
ツアーには特に解散の合図がなく、各々が好きなタイミングで帰ります。ガイドの方も一緒に残られているので、たくさん質問されている方もいました。
そして最後にお土産屋さんへ
試飲が終わり、最後にお土産屋さんがありました。お土産屋さんにはシェリー酒やブランデーとは全然関係ないものもたくさん売られていました。
こちらがツアーで試飲したCroft。
Tio Pepeはお土産用のスタイルのものもありました。
大満足のボデガ見学ツアーでした!
だいたい1時間半のツアーでしたが、見どころも多い大満足の見学ツアーでした!ガイドの方も気さくで、時折冗談も交えるのでツアーの雰囲気も非常に良かったです!
アンダルシアにはほかにもたくさん良い観光地がありますが、時間があるときにはぜひボデガ見学ツアーにも行ってみてください!