こんにちは、yuです。
解剖学や生理学はthe医学といった感じで勉強する内容がどれも新鮮でした。しかし、生化学は高校化学の延長のようでそれらの科目とは少し毛並みが違うように感じました。
それでは簡単にどのように勉強したかなどを振り返ってみます。
この記事の目次
生化学とは
生化学は生命現象を化学的に研究する生物学または化学の一分野である。生物化学ともいう(若干生化学と生物化学で指す意味や範囲が違うことがある。生物化学は化学の一分野として生体物質を扱う学問を指すことが多い)。生物を成り立たせている物質と、それが合成や分解を起こすしくみ、そしてそれぞれが生体システムの中で持つ役割の究明を目的とする。
タンパク質の構造や機能、糖代謝、脂質代謝、窒素代謝などを学びます。
これらは生命現象を分子レベルで解明するのに必要な知識で、これらを医学に応用することを学びます。
生化学の教科書
大学で紹介された教科書をメインに生化学の教科書を簡単に紹介します。
イラストレイテッド ハーパー・生化学
詳しいところもしっかり勉強したい学生向けの教科書。通読するにはかなり時間がかかりそうでした。
THE CELL 細胞の分子生物学
言わずと知れた名著。基礎系に進みたいならとりあえず買ってもいいかなと思いますが、自分は臨床志望なので買いませんでした。値段もかなりしますしね。。。
リッピンコットシリーズ イラストレイテッド生化学
私はこちらの教科書を購入しました。生理学の時に紹介したコスタンゾ明解生理学と同様にUSMLE対策の教科書になっています。簡易的な図が多くてわかりやすく、章末には要約と学習問題が記載されており、最低限何を学んで欲しいかが明確になっていました。
注:私は原書6版を購入しましたが、7版が出版されているので更新しました。
シンプル生化学
こちらの教科書を使用している同級生もちらほらいました。立ち読みした感じでは、必要なことはとりあえず網羅している印象でした。
レーニンジャーの新生化学
上下巻で構成されているため非常に膨大な量の教科書。必要な説明や図が十分に記載されているためこのような量になっているようです。レーニンジャー派とリッピンコット派に分かれるといわれるぐらい認知度が高い教科書のようです。
マンガでわかる生化学
最近はこんな感じのお手軽入門書も人気のようです。
生化学の勉強
この生化学という学問、工学部時代に他学科の友人がしばしば口にしていたことから耳にしたことがある学問でした。
したがって医学部に特有の科目という訳ではないようです。
再受験組で工学部の化学系、薬学部、農学部出身であれば、前大学ですでに履修しおり、そこまで勉強しなくても苦労しない科目のようでした。
ただ私は物理系でしたので完全に初学でそこそこ苦労しました。
タンパク質・アミノ酸・糖
タンパク質やアミノ酸、糖の基本的な知識は受験化学である程度網羅されているので、しっかり天然高分子まで勉強していた人とそうでない人とではかなり取っつきやすさが違う気がします。
私はちらほら忘れている分野もありましたが、講義中にある程度思い出すことができました。
代謝
代謝には糖代謝や脂質代謝、窒素代謝など様々なものがあります。
膨大な量の生成物、酵素があり、すべて覚えていたらキリがないように感じました。
そこで私は必要な代謝経路を書き出し、全体像を把握することから始めました。その代謝経路図に律速酵素などを書き込み、重要な部分を覚えていきました。
全体像を把握した後に、それぞれの中間代謝がどこで行われ、何から何ができるのか、などといったことを肉付けするように覚えていきました。
こうすることで全体を網羅的に漏れなく勉強することができました。
ある程度暗記をした後は教科書の章末の要約を読んだり、学習問題を解いて理解度の確認をしました。
まとめ
私は現役時には物理が得意で化学が苦手なこともあって物理系に進みました。今回生化学の勉強をしてみて、やはり自分には化学のセンスがないなぁ、っと改めて実感しました。
うーん、やっぱり化学は苦手ですね。